第6章 じゃんけん
夏の家で暮らし始めて1ヶ月がたった。ここてまの生活にも慣れてきたところだ。家事を一通りこなし特別な用事がない限りは一緒に夕食を食べ、基本一人で修行をするがたまに一緒に組み手をする。そんな生活が続いた。
そんなある日、冬華はふと思った。
(遊園地ってどんなところなんだろう)
冬華は以前奈々を含めたクラスメイトと話した時のことを振り返っていた。
回想シーン
(「この前久々にママとパパに遊園地に連れてってもらったんだー。ずっとジェットコースター乗ってなかったから怖かったよー。」)
(「えー。奈々ジェットコースター乗れないんだよねー。」)
(「 わかるー!冬華はー?」)
(「んー私も無理かもー」)
回想終わり
冬華はずっと山奥に暮らしていたためなにも知らないため初めて聞くその場所に興味を持った。
(夏は知ってるよね)
今は夕食中であるため目の前でシチューを食べている夏に聞いてみた。