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aglaia
第3章 距離感
「お前に構っていられるほど俺は暇じゃない。」
そう言うと彼は部屋に戻ってしまった。
「……今本読んでたじゃない、もう。」
だがこのようなことは想定済みであり冬華は友人の言ったとおり諦めないことが大事だと言い聞かせた。
冬華は今晩も一人で夕食を食べたが彼の分のご飯も作り机の上にあるおいておいた。彼は毎晩家を出て行く。帰ってきた時にでも食べてくれることを願った。
しかし次の朝机を確認すると食べた形跡がなく
冬華は後片付けをしながらどうしたら彼と仲良くなれるのかと思い悩んだ。
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