第2章 出逢い
そう聞いた時ーーー
「……ッチ 本当に来やがったのか」
「……へ?」
(ん?今舌打ちした?来やがった?……え!?)
先程の好青年の雰囲気から想像もつかない言葉遣いに冬華は唖然としていた。そしてしばらくして門が開いた。
入っていいってことかな?
中に入るとやはり絵本に出てくるような豪邸で高価なツボや絵、銅像があった。
そしてそこにあるふかふかそうなソファーに座っていたのは、私と歳が近そうな男の子だった。彼が先ほどの声の主だろう。
なぜこの子と創月がどうゆう知り合いか気になって仕方がなかった。
「あの、創月とはどうゆう知り合いで……?」