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【進撃の巨人】trapezium【リヴァイ】

第7章 ♢現実と休息♢





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いつも通りの時間に目を覚ましたリヴァイは
自分の腕の中で規則正しい呼吸をし眠っている
リアを優しい眼差しで見つめる

なかなか部屋に来ないリアに
もしかしてと思ってリア達の部屋に行ってみれば
泣き崩れているリアがいた

一人で帰ればそうなることくらい
安易に想像ついた

リヴァイとてファーランの存在が
すぐ側に感じられる自室に入り
何も感じなかったと言われたら嘘だ

2人のいない現実をすぐに受け入れるのは早々出来ない
だが少しずつでも受け入れていかなければならないのだ
アイツらの夢を俺らで叶える為に

リアが居ればこの辛い現実も乗り越えていける

そう思いリアの頬に手を当てる
こんなにじっくりと近くで顔を見たのは初めてだ
端整な顔立ちにサラサラな髪
鼻を近づけると微かに残っている桜の香り
腕の中に感じる
程良い筋肉がついているが女らしい身体

今まで経験が無いわけじゃない
顔が綺麗な女や、器量のいい女だっていた
だがどの女もただその場凌ぎにしかならなかった
それ以上の感情があることすら知らなかった

だがリアに出会ってから
自分に感じたことのない感情が芽生えたのが分かった
ファーランに言われなければ一生気づかなかったかもしれない
俺が自分よりだいぶ年下の女に
こんなに夢中になるとは思ってもいなかった




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