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【進撃の巨人】trapezium【リヴァイ】

第10章 ♢副兵士長♢





ーコンコン


「リヴァイ?私だけど、いる?」

リヴァイの執務室のドアをノックし
リアがそう言うや否やガチャと
内側から扉が開かれた

「大丈夫だったか?」

心配そうにリアを見つめる
リヴァイに思わず動揺する

「大丈夫って…リヒトのこと?」

「あぁ。エルヴィンからアイツについていくつか聞いた」

「そっか…少し気になるところもあったけど、悪い人では無いと思う」

そう言いながらリヒトのあの瞳を思い出し
思わず俯く
リヴァイはそんなリアの話を聞きながら
紅茶を淹れ、そっと差し出した

「何かあったら直ぐに言え」

「うん、ありがとう」

リヴァイの言葉に安心し
紅茶を飲む

「?…やっぱり紅茶ってこうだよね…」

「どうした?」

「いや…なんでもない」

リヒトに淹れて貰った紅茶は
甘さもあったがそれ以外に何か違う味がした気がしたのだ
だが気のせいかもしれない
そう思い言葉を濁した

「エルド達と話をしてきた。明日から5人での訓練を開始する」

リアの様子が気になったが
リヴァイがそう言うと

「ジルさんは!?どうだった?」

スッカリいつも通りに戻ったリアが
興味津々に聞いてきた

「アイツは…思ったよりめんどくせぇ」

何かあったのか
物凄く嫌そうな顔をしたリヴァイ

「そ…そうなんだ」

明日からの訓練
楽しみもあるが
不安もあるな…

そう思ったリアだった



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