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【進撃の巨人】trapezium【リヴァイ】

第5章 ♢調査兵団♢





4人の実力はすぐに調査兵団内に広まっていき
批判の声も少なくなってきた

最初に来た時より随分と居心地が良くなった食堂で
4人は静かに会議していた

「リア、そういえばどうだ?逆手」

「結構いい感じ!威力も速さもかなり違う。やっぱりリヴァイは突拍子も無いこと考える天才だと思う」

「すげー!リア、もう出来るようになったのか!?」

リヴァイが考えた刃を逆手に持つ方法を
3人はそれぞれ試したが
手応えを感じたのはリアだけだった
ファーランは回転した時にワイヤーが
絡まりそうになり早々と諦め
イザベルは挑戦しているが普通に使った方が
上達が早そうだ

「で、どうなんだファーラン」

黙って話しを聞いていたリヴァイが
本題にうつす

「執務室には何も」

昨夜エルヴィンの不在時に
彼の執務室に忍び込んだファーラン
鍵のかかった引き出しの中まで見たが
目的の書類は見つからなかった

「あの様子じゃ…恐らく奴は俺たちの目的に気がついている」

「…どういうことだ?」

ファーランの発言に
リヴァイの眉間のシワが一層深くなる

「わざと部屋に置いていない。そう言いたいの?」

「そうだ。奴は書類を持ち歩いていると考えた方がいい」

「という事は?」

話についていけないイザベルは結論を急かす

「壁外調査を狙う」




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