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【進撃の巨人】trapezium【リヴァイ】

第5章 ♢調査兵団♢




ーピピピ

ケータイの目覚ましで目を覚ます
ソーラー式の充電器を持ち歩いていたリアは
電気が無くとも使い続けることが出来ていた

地下街での思い出を見返し
様々な表情の3人を見て笑みがこぼれる
少なかったリアのカメラロールが
こちらの世界に来てからあっという間に
沢山埋まっていった

今まで毎日がこんなに生き生きし
楽しかったことがあっただろうか?
強いて言えば馬に乗っている時くらいだろう


今日から調査兵団での訓練が始まる
壁外調査は馬に乗って行くそうで
その話を聞いた時胸が高鳴った
また馬に乗れる
その訓練も今日から出来るのだ

まだ寝ているイザベルを起こさないよう
静かに起き上がり早々と支度を始める

鏡に向き合い
髪をとかしながら桜のミストをつけ結い上げる
こちらの世界に来てから髪は切っておらず
肩くらいの長さから背中まで伸びた
いつもは特に邪魔にならないので
下ろしていたが今日からは毎日結う事になるだろう

セットし終わり
昨日支給された自由の翼が
刺繍されている兵服を身につける

「これ…カッコいいな…」

自由の翼を身につけた自分が
なんだか様になっているように見え思わず呟き
ふと時間を見るともうすぐ出る時間だ

「イザベル」

そろそろ起こさないと訓練に遅れてしまう
何度も呼びユサユサと揺すると
うーんと唸り声をあげながらイザベルが起きた

「え?リア…だよな?」

いつもと全く違う姿に驚くイザベル

「リアってホント綺麗だな」

うんうんと頷きながら
兵服カッケー!と朝から
ハイテンションなイザベル

「お世辞はいいから、早く支度しないと訓練に遅れるよ!」

その言葉にハッとし急いで支度を始めるイザベル

「リア、何か言われたりされたりしたらすぐ俺に言えよ!」

「うん、でもイザベルもね!」

「きっと兄貴の実力みたら、もう誰も何も言えなくなると思うけどな!」

フンッと自分のことのように言うイザベルに
思わず笑うリア
お互い気合いを入れ部屋を出た


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