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【進撃の巨人】trapezium【リヴァイ】

第1章 ♢始まり♢





「やめたやめた!」


エリーゼを馬舎に戻し手入れをした後
陰気臭くなってしまった雰囲気を壊すように
自分の頬を叩いた


「また明日ね!」


エリーゼに別れをつげ
寮舎に戻っていく

今日は試合があった為乗馬クラブの寮舎に泊まる
ちゃちゃっとシャワーを浴び
お気に入りの桜の香りがするミストをつけ
クラブのメンバーとの4人部屋を目指し歩く

「リアおかえり〜」

「ただいま」

「ねぇ!その桜のミスト!どこで買ったの?」

いつも通りの
他愛もない話で盛り上がる室内

「ねぇみてみて〜」

お決まりの漫画タイムが始まった
リアは元々あまり漫画を読んだりしない方で
いつもこの話で盛り上がる頃には
寝てしまっているのがお決まりだ
だが、友達の手に握られている
漫画の表紙に目が釘付けになった

「え、なにそのイケメン」

思わず声に出てしまった

「珍しいリアが食いつくなんて!でもそうなのよイケメン過ぎるのよリヴァイ兵長!!」

「進撃の巨人ね!最近すごい流行ってるよね」

黒髪に三白眼なんてとてもカッコいい
そう思ったが
兵長?巨人?不思議な話っぽいなぁ
現実離れした話はおとぎ話ならともかく
あまり得意ではない
そのまま眠りにつこうと横になる

「え〜リアもう寝ちゃうの?今回は兵長の巨人の駆逐シーンがいっぱい載ってるから見るべき…!ってあれ、もう寝てる…」

ぼんやりとした意識のなか
なんとなく兵長…巨人…駆逐…というワードが聞こえたが
そのまま深い眠りに落ちていった





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