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【進撃の巨人】trapezium【リヴァイ】

第5章 ♢調査兵団♢






「ついてこい」

フラゴンに言われついて行くと
調査兵団の兵舎を案内してくれた

一通り説明し終え
最後に4人の自室に連れてこられる

そこには2段ベットが1つ
恐らくここは男子棟で
リヴァイ達の部屋になるのだろう
リアがそう考えていると

「あ…」

リヴァイが2段ベッドをチェックしていた
ホコリがパラパラと落ち
その光景にそれぞれの意味で固まる4人

「お前ら、ずっと地下のゴミ溜めで暮らしてきたんだろうがここは清潔に使えよ!」

フラゴンは汚い物を見るかのような目で
そう言い放った

「あ?」

その言葉にキレる寸前のリヴァイに焦る3人

「なんだその目は…きさま上官に向かって、そんな態度をとって」

「あぁっと!すいません。了解です。清潔に使います!」

早速問題を起こしそうなリヴァイを見かね
ファーランが慌てて間に入り謝ることで
フラゴンは不機嫌ながらも引いてくれ

「明日からさっそく訓練だ、いいな!」

それだけ言い残して去って行った
足音が遠ざかって行くのを確認し
3人はため息をつく

「リヴァイ、下手に逆らうなよ。それでなくても目をつけられてるのに」

「まさかフラゴンがあんなこと言うとは誰も思ってなかったけどね」

とりあえず切り抜けられて良かった
ファーランとリアがそう言うと

「お前にはクソがクソを汚ねぇって言ってるようには聞こえなかったか?」

「…リヴァイって偶に変なこと言うよね…」

「俺達はたまたま捕まったわけじゃない。リヴァイ、ここに来た目的を忘れたわけじゃないだろ?」

「あぁ、わかってる」

地下街でもリヴァイが子どものように
感情に任せ行動したり発言したりすることが
何度かあったが
その度にファーランの冷静な対応で
大ごとにならずにやってこれている

「リヴァイとファーランって相性100%だよね」

2人のやり取りを見ながら
面白そうに言ったリアの発言に

思わず顔を歪ませる2人だった



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