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【進撃の巨人】trapezium【リヴァイ】

第10章 ♢副兵士長♢





エルド・ジン
グンタと同じでリア達が調査兵団に来た年の春に入団した兵士だ
討伐数討伐補佐数共に多くバランスの良い兵士と言える
そして彼はまだ悪い噂ばかり言われていたリアに自ら声をかけてくれ、仲良くなろうと言ってくれたのだ
その後訓練で何度か目にしたが話す機会は無く
あれ以来話が出来ていなかった

「エルド…!」

グンタに引き続き喜ぶリアに
はぁ、とため息を吐いたリヴァイだったが
エルドを選んだのには理由があった






それは兵士長になる前の話

「リヴァイさん!」

訓練を終えたリヴァイの元に走ってきた兵士
確かアイツは…エルドと言ったか
リアに馴れ馴れしく話しかけてた野郎だ
そう思い出し

「なんだ」

そう不機嫌そうに返事をすると

「俺を、リヴァイさんの弟子にして下さいませんか!?」

エルドは深々と頭を下げてお願いしてきたのだ

「リヴァイさんは人類の希望になる。俺はそう確信してます」

そう言ったエルドの瞳がエルヴィンの瞳と重なった

「…その時が来たらな」

思わずそう答えた自分に驚いた
変に期待させる事を言ってしまうとは自分らしくない
…だが、エルドに魅力を感じたのだ








「リヴァイ?リーヴァイ?おーい!」

リアの声にハッと我に帰る

「どうしたの?」

「いや、なんでもねぇ」

「…?変なリヴァイ。メンバー了解だよ!今からエルヴィンのところに行くの?」

「あぁ」

「じゃあ私も一緒に行こうかな」

リヴァイの様子を不思議に思ったが
医療班のこともあるしと
兵服のジャケットを羽織った



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