第10章 ♢副兵士長♢
その後リヴァイは夕飯をあっという間に食べ終え
リアに自分がどうなったのか聞いた
「…悪かったな」
迷惑をかけた
とバツが悪そうにするリヴァイに
「なかなか見れない弱ったリヴァイを看病出来て、嬉しかったよ」
少し意地悪な笑みをしながら
リアはそう言うと
でも、と話を続ける
「リヴァイは周りのことばかり考えすぎなんだよ。たまには自分の事を考えて?」
守りたいものが多ければ多いほど
負担が増える
調査兵団に入り
更に兵士長という肩書きを貰ったことにより
守るものが増えすぎたリヴァイ
「リヴァイが守りたいものは、私が守りたいものと同じ。だから一人で守ろうなんて思わないで?」
なんたって私は副兵士長だからね!
とふんわりと笑うリア
思わずその笑顔に見惚れるリヴァイ
「リア、ありがとうな」
リヴァイの気持ちを一番近くで理解し
受け止め支えてくれる
重い荷物も一緒に背負ってくれる
リヴァイ心からの気持ちをリアに伝えた