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愛は無いけれど【R18】

第1章 恵まれた男


数十分もすれば鳴った玄関のチャイムに、インターホンからマンションの入り口を開けたからそのまま上がって来いとだけ答える。それから数分もしないうちに、玄関には見知った女が立っていた。

「真羅君、あの、久しぶりに呼んでくれて・・・嬉しい。」

顔を赤く染めながら、潤んだ瞳でこちらを見上げる女を鼻で笑って、真羅は女の頰に触れた。

「そんなに顔赤くしちゃって、周りにバレなかった?」
「ふぁっ!」

彼女が履く赤い膝丈のフレアスカートを捲り上げ、下着の上から割れ目を真羅の指がなぞりあげる。その指先に確かな湿り気を感じて、真羅は目の前で小刻みに体を震わす女の耳元に唇を寄せた。

「俺があげたローター、気に入ってるみたいだな。」
「んっ、ぁ、真羅、君・・・、お願いだから、早く、触って・・・!」
「触ってやってるだろ?いやらしく濡れた梨那のここ。家からここまでローター咥え込んで、もうトロトロだな。」

下着の上から何度もその場所をなぞれば、梨那はガクガクと足を震わせて堪らず真羅の胸元に手を添えた。薄っすらと涙を滲ませた瞳で真羅を見上げるが、彼の指は微弱な刺激を与えるだけでもどかしさだけが募る。

「ぁ、ぁ、違う、の。もっとちゃんと、もっと気持ち良くして、欲しいの。」
「仕方ないな、ほら、こっちだ。」

そう言い捨てリビングへ踵を返した真羅の後を梨那は素直に付いていき、辿りついたリビングで服を脱ぐよう指示されればそれにさえ素直に従った。

「さて、と。じゃあ梨那今からゲームをしよう。ルールは簡単、30分の間立ってられたらお前の勝ち。勝ったら今日一日好きな事を好きなだけしてやる。」
「ま、負けた、ら?」
「もちろんお仕置きだ、どうする?」

そう尋ねられた所で、梨那には選択肢などないも同じだった。ソファーに腰掛けた真羅の前に立てば、全てを見越したような笑みで彼は笑って。

「いい子だな、梨那。」

言葉と共に伸びてきた指先が、熱を孕んだ割れ目に触れた。
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