【ONE PIECE】RULER OF OCEAN
第2章 海賊狩りのゾロ
ゾロは真顔で、正面を見据えていた。
「!」
やつれて落ち窪んだ目が、少し開いた。
ルフィが、ゾロと対峙していた。
「なんだてめェ、まだいたのか」
「ボーッとしてると親父に言いつけられるぜ」
「まァね」
「おれは今、一緒に海賊になる仲間を探してるんだ」
「海賊だと?
ハン...!自分から悪党になり下がろうってのか。御苦労なこって...」
「おれの意志だ!
海賊になりたくて何が悪い!!」
「ーーーで?
まさか縄をほどいてやるから、
力を貸せだの言い出すんじゃねェだろうな」
「別にまだ誘うつもりはねェよ。
お前悪い奴だって評判だからな」