【ONE PIECE】RULER OF OCEAN
第3章 斧手のモーガン
「てめェ...!!!一体何者なんだ!!!」
「おれは海賊王になる男だ!!!」
ゾロの問いかけに、ルフィがどや顔で振り向いた。
コビーが、泡を吹いて倒れ込む。恐怖が限界を迎えたらしい。
「お前刀使えるんだってな!」
「!.........
フン...ああ、何かに体をくくりつけられてなきゃ一応な」
「刀は?」
「そいつが持ってるよ。どうやったかは知らねェが、バカ息子から取り返してくれたらしい」
ゾロがこちらを指差してくる。
ルフィと目が合う。ニンマリと、笑いかけられた。
「そりゃ話が早い‼じゃーこの刀渡せば、今すぐ戦えるんだな‼」
ルフィが海兵と向き直った。海兵は呆然とこちらを見ている。混乱から抜けきってないようだ。そんな都合のいい状況を、ルフィは知ってか知らずか、呑気にゾロを勧誘し始める。
「ここでおれ達と一緒に海軍と戦えば、政府にたてつく悪党だ。
このまま死ぬのとどっちがいい?」
「てめェは悪魔の息子かよ...。
まァいい...ここでくたばるくらいならなってやろうじゃねェか...海賊に!!!」
ゾロが笑みを浮かべた。