【ONE PIECE】RULER OF OCEAN
第2章 海賊狩りのゾロ
「ロロノア・ゾロォ!!!」
「「!」」
「イジメはいかんねェ、親父にゆうぞ」
キテレツなキノコカットの男が、海兵を二人引き連れて、やって来た。襟をつまんで、キザったらしいワイシャツの赤色を、見せつけてくる。もう片方の手は、スラックスのポケット。
「また変なのが出たな」
「あれはきっと海軍のえらい人ですよ...。
よかった、あの子殺されなくて...」
ゾロが舌打ちする。
「七光りのバカ息子が...」
男は耳に手を添えて、丸出しのオデコにシワを寄せた。
「バカ?こら調子にのるなよ。
おれの親父はかのモーガン『大佐』だぞ!!」