【ONE PIECE】RULER OF OCEAN
第2章 海賊狩りのゾロ
テーブルの位置を元に戻して、各自食事に戻り始めた。コビーも、会話を再開させた。
「さっき貼り紙を見たんだけどここの基地にはモーガン大佐という人がいて、」
また騒々しい音を立てて、テーブルも椅子も人もひっくり返った。
「!?」
「おお!!」
ルフィが感心したような声を漏らした。
*
店を出た私達は、歩き出した。入隊にせよ、ゾロの勧誘にせよ、向かう所は一つに決まっている。
「はっはっはっはおもしろい店だったなーっ、
おれ後でもっかい行こうっ」
腹を抱えて笑うルフィとは違い、コビーは眉根を寄せて深刻そうにしていた。
「妙だよ...!!ぼく何だか不安になってきた...!!」
「いつ脱走するとは限らないロロノア・ゾロの名に過敏になる気持ちはわかるけど、どうして海軍の大佐の名にまで怯えるんだろう!!」
「さあなーなんかノリで吹っ飛んじゃったんじゃねェか?」
「そんなわけないじゃないですか‼
ぼくはまじめに言ってるんですよ」