【ONE PIECE】RULER OF OCEAN
第2章 海賊狩りのゾロ
食堂『FOODFOO』にて。
ルフィが、満腹になったお腹を撫でる。腹ごしらえが済んだ私達は、これからの予定について話し合っていた。
「じゃ、この町でコビーとはお別れだな!海軍に入って、立派な海兵になれよ!」
「はい...!!ありがとうございます。ルフィさん達も立派な海賊になってください。
いずれは敵同士ですけど」
コビーがまた泣いている。腕で涙を拭って、お礼を言っている。
ルフィが話を変えた。
「そういや基地にいるのかな、あの...『ゾロ』って奴」
食器の割れる音が鳴った。コビーがビクつく。店中のテーブルがひっくり返り、皿が舞う。店にいる従業員や客全て、壁に貼りついて、恐ろしい物を見る目で私達を見ている。ルフィは不思議そうな顔をした。
コビーが耳打ちしてきた。
(ここじゃゾロの名は禁句のようだね...)