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【HQ澤】不思議な桜

第2章 コンビ


それからある日の事。
「苗ー!」
と相変わらずの名と部長との鬼ごっこ中。
一階で呑気に隠れるようにお茶をしていると、背にあった校舎の窓ガラスがコンコンと鳴り、上を見れば
「よ」
と澤村。
「あっ!あー・・・男バレの先輩」
澤村を見て、名は一瞬驚いた様子だったがすぐさま冷静になる。
「今日はここが避難所?」
と声をかけると
「いえ、部長がきたら逃げます」
と即答。
「部活は嫌い?」
そう訊けば
「好きです!」
と明るい返答が意外すぎて、澤村が驚く。
「ならちゃんと行けば良いのに」
と笑い返すと、名は苦笑し、それは理由は聞いてくれるなと言われた様だった。
それから澤村は名が目の端に入れば声をかける様になった。
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