第1章 目覚め
『お、お兄様ぁぁ』
白「怖かったねぇ。でも、一人で外に出れて偉いよ。
この人は悪い人じゃないから大丈夫だよ。」
長く艶やかな黒い髪に思わず目が奪われる。
大きな目から零れ落ちる涙は宝石のようだった。
桃「ん?お兄様?」
白「あぁ、言ってなかったね。
そうだよ、僕の妹 ネイア さ。
よろしくね。」
桃「はぁぁぁぁぁあああ?
あんた、妹が居たんすか?」
人型に戻った白澤様がネイアを抱きしめた。
こうしてみたら、確かに似ている。
そして象徴ともいえる額にある3番目の‘ 目 ’が…
桃「あれ?おでこに包帯が、」
白「訳あって、‘ 目 ’を隠しているんだ。
僕と一緒の‘ 目 ’が確かにここにもあるよ。
ほら、ネイア。 人に会った時はどうするんだっけ?」
『えとっ、あの…』