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黒薔薇少女【鬼灯の冷徹】

第4章 変身


⚠︎鬼灯said




…全く、この方は自分勝手に
一体どこのどいつを



『ご、ごきげんよう。ネイアです。』














なんだ、これは。

心臓が打つ音が聴こえる。


なんだ、これは。

ずっと昔から探していたピースが見つかったような。


ーなんなんだ、これは



真っ白な素肌に真っ白な髪。
リリスさんと同じような色の目。

全く見たことが無いけれど、どこかで見たような気もする。

私にとって大切な何か、

忘れたくて、けれど忘れたくなくて、今はもう思い出せない何か



「…ずきさま!ほーずきさま!」

鬼灯「あぁ、すいません。考え事をしていました。」

しばらく放心状態だったという。いけない、私としたことが。

鬼灯「えぇっと、ネイアさんでしたっけ?」

『はい、初めまして』


彼女の一言一言に心が揺れる。

…これは、危険だ!


鬼灯「リリスさんいきなりこんな重要なこと言ってもらっても困りますよ」

リリス「鬼灯様ごめんなさい。でもこの子、きっと地獄でも役に立つと思うわ」

聞けばEU地獄でメイドとして働いていたが、もっと真っ当な仕事をしたくて日本の地獄にやってきたらしい。

『わたくし、何でもやります!』

リリス「彼女のパソコンさばきは本当に見ものだわ」



…だめだ



鬼灯「しかし…」

リリス「お願いいたしますわ」



なんでこんなに私は近づくことを恐れているのか、
今まで一度たりともこんな感情を抱いたことがない
いや、昔 "丁’’だった頃、感じたことがあるかもしれない



鬼灯「とにか…」
「鬼灯様!!謀反です!亡者たちが武器をとって暴れています!!」
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