第3章 偽装
白「……条件がある。」
『お兄様!ありがとうございますっ!』
桃「よかったですね!」
白「僕との約束を破ったらすぐに連れ戻すから」
絶対に妹を、ネイアを傷つけさせない。
僕が守るって決めたんだ。
そのためだったら、僕は何だって。
白「まず、一つ目
絶対に包帯を外さないこと。
どうしたか訊かれたら、昔出来た傷を隠していると言いなさい。」
『もちろんですこと、分かっておりますわ』
…桃タローくんが不思議そうな顔をしている。
まぁ僕はふつうに出しているからな。
「二つ目、
危険なことは絶対しないこと
金棒とか持つのもダメだよ」
『お兄様ったら、過保護なんですから!
でも、分かりましたわ』
白「そして3つ目、これが1番大切だよ。
僕が兄だということを決してバレないように」