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呑み込んだ言葉のお話 ( R18 ) ハイキュー

第2章 射抜く瞳



烏野高校に入学してからの時間は
何だかあっという間に感じられた




成り行きで入部したバレー部

最初は不安こそあったものの、
同じクラスで常に行動を共にしている
蛍と忠のおかげで学業と部活の両立も
卒なくこなすことが出来ている





_____________ でも、

どうしたって思い出してしまう







高く振り上げられた腕

風になびく淡い栗色の髪

生き生きとした楽しそうな横顔







『 ... もうバレーとは関わるつもり
無かったんだけどな』

「何でだ」

『ッ ... !? も、もうびっくりした飛雄くんか』





飛雄くんは「悪ィ」と呟くと
私に目線を合わせる為に膝に手をつく





飛雄くんは、いつもそうだった




それが当たり前のように

私の目を真っ直ぐと見つめる彼の目




嘘も真実も全部見透かしてるような強い目に
私はいつもたじろいでしまって、

じれったく俯く





そしてその行動が、
彼のことを煽ることになっていることに
私は気づかないでいた

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