第1章 朝からエッチな彼と…
「っ、ほ、ほら…やっぱり狭いでしょ?」
朝のバスルーム。
何も身に付けていないわたしと同様の彼、光太郎くん。
「密着出来ていーじゃん…んー、の身体やわくて、気持ちいい…」
「あ、やだ…ちょっと、当たって…!」
腰に当たっている光太郎くんの大きく反り立っている、男性器。
「わーざーとー…身体洗う前にヤる?それとも…洗いながらヤろっか…?」
多分、わたしに拒否権はないのだろう…彼の目が獲物を捕らえた猛禽類になっている。
「…っ、もう…聞かないで…っ!」
「あ、そうだ!俺が洗ってやるって言ったんだから聞かなくて良かったな!」
もう…!この急なギャップの激しさについていけない…!!
エッチな雰囲気出したと思ったら、今みたいに元気になったり…ころころ変わる光太郎くんの心。
後ろから、前にシャワーを浴びせられて、カシュカシュとボディーソープのポンプを押す音が聞こえる。
そして、スポンジではなく直接、光太郎くんの大きな手がわたしの身体を撫で始めた。
「っ、ひゃあ…!く、くすぐった…!」
「こーら!動くなっつの!」
右腕から左腕を洗う光太郎くんの大きな掌。
ボディーソープで滑って、擽ったさを感じる。
「だ、だって…ぁんっ!」
光太郎くんの大きな掌が、脇腹を撫で上げながら上に向かってくる。
ぬるりと泡で滑る掌で、両方の乳房を揉まれて声が出てしまった。
「おー…やっぱ、風呂場は声響く…のエッチな声、外に聞こえちまうかもなー?」
光太郎くんに言われてはっと気付く。
そうだった、わたしの住んでいるアパートのお風呂は、変な作りで玄関の隣にあるのだ。
こんなところでエッチしたら本当に外に聞こえてしまう
。
「こ、光太郎く…声、聞こえるの、ダメ…!」
出ようと、続けて言おうと口を開く。
「なるべく、声出さねーようにしろよ?」
ニヤリと笑った光太郎くんに却下されてしまった。