• テキストサイズ

星の舟【ONE PIECE】

第5章 裏切りの代償 ⚠




「主人公、、、」

強く握られた手は熱く、お互いが生きているんだと実感した



触れたことのある人にしかわからない

死人のあのゾッとする冷たさ

死体の山に隠れて逃げたときに、全身で感じた絶望的な恐怖の冷たさ

いつかは自分も、あの冷たいただの肉の塊になるのだと、、、、

夜中に何度うなされただろう




フレバンスの悲劇以来、おれは後ろばかり向いて歩いてきた

前を向いても、死への絶望への道しかなかったから

後ろを向けば家族や友人の死、、、暴れ出したいほどの悲しみと一緒に、昔の幸せだったときの思い出があった

だから後ろばかり向いて、先にある物の全てを呪った




でも、、、

主人公と出会った




おれの前にできた道はもう、真っ黒に塗り潰された死への道じゃない 


主人公によって作られた新たな道は、輝くほど真っ白な未来への道だ




そろそろ、前を向いて歩かなきゃいけない




いつもみたいに涙を拭ってやりたいのに、まだ体がうまく動かせない

だから、ローは主人公の手を強く握り返した

まるでそれが、返事のように




神様なんて、もう信じてねェ、、、

あれほど信仰を捧げた両親やラミ、友やシスターを慈悲の欠片もなく死への扉に導いたのは神自身だ

悪いことをすれば、必ず神からの報いがある、、、そう信じてきた

あんな残虐な方法で大切な人達を死に追いやった神、、、彼らが一体どんな過ちを犯したというのだ

何が、神だ、、、、、






けれど、主人公は信じている




本物の天使がいたらこんなのだろう、、、

強く純粋で汚れなき存在 
 
主人公はおれの、生への唯一の希望だ
 

主人公を好きだと言ったが、これはそんな簡単な気持ちじゃねェ


誰にも渡さねェ、、、


/ 482ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp