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星の舟【ONE PIECE】

第5章 裏切りの代償 ⚠




そうだった


健康体の主人公を巻き込んでの手術を、彼は酷く心配していたのだ

それこそ、目覚めてすぐに自分の手術が成功したかより、私の体の心配をしてくれる程に、、、、




改めてローの優しさに胸が熱くなる

主人公はそんな優しさを持つ、ローを好きになったのだ



「ううん。全然!こんなの大丈夫だよ。」

主人公は何でもないようにニシシと笑った


「そうか、、、。よかった、、」




嘘つけ、、、

採取には針を何十回も刺さないといけない


麻酔が切れたらその分、歩けない程の痛みが待っていることぐらいローにもわかっていた


しかし、心配をかけないよう主人公は「大丈夫だ」と、笑ってくれる 

主人公の優しさにローもまた泣きたくなった



「手術、成功したんだよ。」

主人公はローの腕に繋がれた点滴を指さした

「本当、、だ。」


ローは、主人公に言われてようやく自分の腕に繋がれている点滴に気づいたようだ



しばらく点滴が落ちるのを見つめた後、ボソリと呟いた

「本当に、治るのかな。」


全然、実感がわかない

リリスを信じていない訳ではない

寧ろ、心から信用している



ただ、実感があまりにもわかないのだ
 


伯鉛病になってからというもの、ずっと死と隣り合わせに生きてきた

自分で自分の余命を計算し、毎日指折り死へのカウントダウンをしてきた

大切な家族や友達、フレバンスの全ての人を死という救いようのない地獄に飲み込んでしまった伯鉛病



それが、本当に治るなんて、、

やっぱり実感がわかねェ、、、



「、、、ロー。」


主人公は黙り込んだローの気持ちが痛いほどにわかった


握っていた手に、ぎゅっと力を入れる

「ねぇ、ロー。知ってる?」



握られた手の強さと、主人公の声でローは我に帰った


「もし、本当に治ったらローは血液型が変わっちゃうかもしれないんだよ。」


主人公が真っ直ぐにおれを見た




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