第4章 束の間の幸せ
コラソンが固唾を飲み込む
「そ、そ、そしたら、ローは治るのか?」
「おそらく、間違いないわ。新しい血ができるにつれ段々と治るはずよ。」
「すげー!!やったな、ロー!!!」
コラソンは飛び上がる勢いで、横にいるローの肩を力強く抱いた
しかし、肝心なローの顔は浮かない
主人公も同じく浮かない顔をしている
お互いに、その理由がわかっていた
「でも、それって、、、」
「そうだよ、、、」
ローと主人公が心配そうに呟く
二人とも本当に良く勉強してるわね、、、
リリスは思わず笑みが漏れた
「ええ。HLA型が一致する人を探さないといけないわね。」
「HLA型?!なんだ、そりゃ?」
コラソンがまたもやわからないと、声を上げる
「血液型が何種類かに別れているように、造血幹細胞の型も人それぞれ違うのよ。」
「よくわからないが、、、それじゃ俺のを使ってくれ!いくらでも取ってもかまわねェ!!」
「コラソン、、、」
ローは必死なコラソンに胸が熱くなった
コラソンは本当は良い奴だ
この3ヶ月でよくわかった
最初は信用していなかったが、、、、コラソンは本当におれを治そうとしてくれているのが、今ではわかっていた
「血縁関係は比較的適合しやすいけど、、、、残念ながらコラソンとローのHLA型は違ったわ。」
当たり前だ
コラソンとおれは血縁関係はない
親戚だと信じている2人を騙してる
罪悪感で胸が傷んだ
「同じHLA型を見つけるのは、なかなか大変なのよ。」
「その、、、どの位の確率なんだ?」
ゴクリと喉を鳴らしながら、、、コラソンが心配そうに聞いた
「、、、数万人に1人だッ。」
リリスが答える前に、声を絞り出すようローが答えた
「なっ!!」
あまりにも絶望的な確率にコラソンも言葉を失う