第4章 束の間の幸せ
信じられない、、、
まさか、本当に治療法が見つかるなんて、、、、
ローとコラソンは固まっている
「見直した??」
フフフ、とイタズラそうにリリスは笑った
「とりあえず、ざっと説明するわね。」
そう言うと、大量の資料を机に広げた
「主人公、血液はどこで作られてる?」
「えっと、骨髄。」
いきなりの質問に驚きながらも、主人公が答える
「正解。」
リリスはニッコリ笑った
「じゃあロー、血液の素となる細胞は?」
「造血幹細胞。」
これ位、簡単だ
しかし、質問の意図がわからない
ローも戸惑いながら、答える
「正解。」
またリリスはニッコリ笑った
「じゃあ、二人に問題。」
「体中の血液を、根本的にきれいに入れ替えてしまう方法は??」
「骨髄移植」
「骨髄移植かな」
「2人とも、よく勉強してるわね。そう。骨髄移植よ。」
「「!?」」
「いま、ローの体を蝕んでるのは血液が原因のようなの。だから、全ての血を入れ替える必要があって、そのためには正常な骨髄細胞を移植する必要があるわ。」
「ちょ、ちょっと、待ってくれ!俺にもわかるように説明してくれっ」
専門的な話にコラソンが頭を捻って、訴えた
「いいわ。骨髄では、ほとんどの血球成分が作られているの。
毎日血液は破壊と生成をくり返しながら常に少しずつ入れ替えられてる。
でもローは造血幹細胞という、骨髄の中にある血液の種になる部分が病に侵されているの。
だから、作られ続けている血も病に侵されてていて、徐々に病も進行しているわ。
でも、正常な造血幹細胞と入れ替えれば、少しずつではあるけど、全ての血液がきれいに入れ替えられるってことよ。」