第4章 束の間の幸せ
「俺達がいて、あんたの立場が不味くなるんじゃないか??」
コラソンはローに、村人がリリスと主人公を避けている理由を聞いていた
1年前、流れ着いた男を助けようとしたが、男から伝染病が村に広がり、男は島を追われたという
リリスはそれを助けようとしたが、助けられなかった
それから村人は新たな病気を恐れてリリスと主人公に近づかなくなったと、、
「全然、平気よ。」
リリスは気にしないで、と笑った
その顔は本当に気にしていないようでコラソンは拍子抜けした
「しかし、、、、」
珀鉛病患者を匿えば、匿った人も罪に問われ政府に連れていかれる、、
匿っているのではなく、治療している、そんな理由が通用する相手ではない
リリスはコラソンを見て、イタズラな笑みを浮かべた
「実は逆に感謝してるのよ。」
「感謝?」
自分達は治療をしてもらってる
しかもリリスは治療費はいらないという
自分の償いだから、、、と
しかも家に厄介にまでなっている
感謝してもしきれないのは自分達の方だ
全くわからないというようなコラソンに、リリスは笑って答えた
「主人公よ、、、ローが来てから本当によく笑うようになったし、毎日が楽しそうですもの。」
1年前からの主人公とは別人のように元気になった
友達もなくして、一人きりで過ごす時間ばかりが増えていった主人公だったが、、、、、
ローと出逢ってからはまるで兄妹の用にじゃれ合い、日々絆を深めている
そうかと思えば、現在“初恋”というものも体験してるようで、、、、
二人を見ているだけで、リリスは微笑ましい気持ちでいっぱいだった