第4章 束の間の幸せ
「「「おい!泣き虫主人公!」」」
ある日、ローと主人公は森に木の実を拾いに行くところだった
いかにも悪ガキの風体な子供が3人、ローたちの行く手を阻む
「なんだよ、お前ら」
いきなり、主人公を呼び捨てにしたことに何故かローはイラっとした
「お前こそ、誰だよ!」
「そうだ、よそ者」
「よそ者!」
リーダーらしきクソガキを口切りにギャーギャー騒ぎ出す
うるせー奴らだ
「、、、、っ。」
主人公が怯えたように一歩下がったので、ローはすかさず庇うように前に出る
主人公がローの背中でボソッと呟いた
「前は、、友達だったの。でも、今は、、、、」
「お前、友達いたのかよ?」
言い淀むところを見たら、今は友達じゃないっ、てことか
主人公は明らかに、怯えていた
「、、、で、その今では友達じゃない奴が何の用だよ。」
友達じゃない、という所を強調してやった
「べ、別に用はねーよ。泣き虫主人公の顔をちょっと見に来ただけだ!」
「そうそう。すぐに泣くんだぜ。」
「な〜。」
クソガキは言葉と態度がバラバラでモジモジしている
しかも、顔をよく見ると少し赤い
はは〜ん、こいつらもしかして
ピンときた
「、、、お前ら、主人公のこと好きだろ。」
ローにズバリ言われ、いじめっ子は盛大に焦った
「ばっ、なっななな、ちっちっ、、ちがわい!」
「な、なに言ってんだよ」
「そうだ、そうだ!」
やっぱり好きなんだな
バレバレな態度だが、主人公は微塵も気づいてないらしい