第4章 束の間の幸せ
「しょうがねーな。グリンピースはぬくか。」
「やった!」
こうやって、ふと甘えさせてくれるローの優しさが一人っ子の主人公にはとても擽ったかった
お兄ちゃんいたらこんな感じなのかな、、、
嬉しくなって走りだす
「グ〜ラ〜タン〜!」
主人公は帰りも風になって帰るらしい
「「ただいま〜。」」
二人が家に入ると、家には誰もいなかった
「コラソンは、買い出しかなぁ?」
「だろ。腹が減ったら帰ってくるさ。」
コラソンとローが来てからというもの、それぞれの役割は決まっていた
家事や料理は主人公とロー
買い出しや畑の力仕事はコラソン
リリスは研究、
「よし!チャッチャとやってしまおうぜ。」
「了解!」
早速、プルプルと案外危ない手付きで、主人公がジャガイモや玉ねぎ、ニンジンを切る
主人公は料理が上手だが、色々とどんくさくて見ている方がハラハラすることはよくある
その間にローが素早く、レタスのサラダとホワイトソースを作る
「主人公、味見てくれ」
ひとくちスプーンにすくって渡す
「ん、おいし〜!何入れたの???」
「チーズと白ワインを少し入れてみたんだ。」
「すごい!ロー!まろやかだよ!もっと食べた〜い!」
「あ、コラ!つまみ食いすんな。」
最近の味付けはもっぱらローが担当している
主人公が美味しい!と顔を輝かせる瞬間は、胸の中で毎回ガッツポーズだ
切った野菜と肉を炒め、茹でたマカロニとホワイトソースを絡め、上にチーズとパン粉をふりかけオーブンに入れる
焼いてる間に二人でテーブルをセッティングし、スープに火を入れる
二人だとあっという間に昼食が出来上がる
「おかあさん、呼んでくるね!」
パタパタと主人公が走っていく
タイミングを知っていたかのように、グラタンが焼き上がったと同時にコラソンも帰ってきた