第4章 束の間の幸せ
「そろそろ、メシ作るか?」
「うん!」
「今日は何作る?」
ローと主人公がご飯を作る担当だった
リリスは研究で忙しいし、コラソンは天才的なドジで料理なんて、とてもじゃないけど任せられない
コラソンの丸焼きなんてゴメンだ
もともと、研究に忙しいリリスにかわり主人公がご飯を作っていたそうだ
4人分になるとさすがに主人公も大変だろうと、ローが手伝っている
ローも、もともと母親の手伝いで料理するのが好きだ
手順通りにやれば成果を裏切らず完成する
少し調味料を変えるだけで、たちまち味の良し悪しが左右される
そんなとこも実験みたいで面白い
一方、今まで主人公は一人で作っていたので、誰かと料理をするのがこんなにもワクワクして楽しいなんて思ってもみなかった
ローは色々なレパートリーを知ってたから、料理を教えてもらうのも楽しみだった
料理の時間は、2人の今や楽しい日課となっていた
「朝のスープの残りと、グラタンはどう?
コラソンが昨日ミルクを買ってきてくれたわ。」
「いいな。畑でジャガイモ掘ってグラタンに入れようぜ。」
「新ジャガのグラタンね!素敵〜!」
まだ、食べてないのに主人公は蒼い瞳をキラキラ輝かせた
「よしっ。決まりな!」
「そういや、グリンピースもあったな。グラタンに入れようぜ」
「グリンピースは入れないでっ。」
慌てたように主人公が言った
「なんでだよ??」
栄養高いし、彩りにも良いのに
主人公はモゴモゴと口ごもった
ただ単に
「嫌いなの、、、。」
あの、豆臭い感じが主人公はとても苦手だった
好き嫌いは基本的にないが、グリンピースは唯一食べられない
「ガキかよ。」
主人公はなんだかんだで、まだ子供だとローは思ったが
なんだかんだで、ローは結局主人公に甘かった