• テキストサイズ

星の舟【ONE PIECE】

第4章 束の間の幸せ






「ロー!早く、早く!」




主人公は大はしゃぎで、森を駆け巡る

今日の遊びは、風になるごっこらしい

主人公のオススメだと言われ、やってみたが、、、


「何がおもしれーんだよっ!ただ、走ってるだけじゃねーかっ」

「そうかも〜。でも、こうやったら、森が動いてるみたいで、風みたい〜」



二人で全力で走り続ける



「さっぱりわかんねーよ!」



と、言いつつ、ローも全力で走るのをやめない



「嫌なこと忘れられるよ〜!」


主人公は走りながらそう言った

主人公も嫌なことがあったんだろうか、そう思ったが何故か聞けなかった



美しい森の中を、どこまでも二人で突き進む

緑が横をグングン追い越していった



確かに、悩みも吹き飛んでいくようだ

風になったみたい、、と主人公がいうのも、少しだけわかる気がする 

確かに気持ちいいかも、と思ったが悔しいから言わないでおいた



そんな事をローが考えているとは露知らず、主人公は全力で走り続けた


悲しい時、ウェズンの事を思い出す時はいつもそうしていた

風になったつもりで、心臓の限界まで走り続ける

そうしたら、胸の痛みが少しだけ和らぐ気がした



さんざん、走り回り最後は原っぱで寝転んだ



2人とも、ハァハァというよりゼェゼェとなって、草の上に大の字になる



ただただ青い空と太陽が眩しい

汗ばんだ肌に、風が頬を心地よくなでつけていく

海からの風が、寝転んだ主人公の金色の長い髪をもなびかせた

今日はいつもより風が強いようだ

お日様と一緒にキラキラと舞い上がる主人公の髪と、それを見て笑う彼女が眩しくて、ローは柔らかく目を細めた




すると



グ〜〜〜〜



清々しい気分を打ち消すような、盛大な音が隣から聞こえた


「うぅ、お腹すいた!」

「すげー音だな」



ニシシ、とローが笑うと、主人公は真っ赤になって頬を膨らませた



「だって、勉強して遊んだからしょうがないもん!!」








/ 482ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp