第15章 ウォーターセブン 中編
「そういや、主人公はまだなんスか?」
「ああ。秘書屋が引きずっていったきりだ。」
そういえば、別れてから随分と経つ
「もうホールにいるかも。主人公、いるかなぁ?」
そう言いながら、キョロキョロとベポがホールを見渡す
「う〜ん、こりゃ、仮面だらけでわかんねぇな。」
ぐるりと見渡したペンギンは、すぐに匙を投げてしまった
「、、、いねェ。」
同じく、ぐるりと見渡したローが呟いた
「え!?キャプテン、わかるんスか?」
「どう見ても、いねェだろ。」
「え〜、、、、、、、いや、わかんねェよ。」
すでに、かなりの人数だ
皆一様に仮面をつけている上、同じようなヒラヒラしたドレスが山ほどいる為、ペンギンがわからないのも無理はない
しかし、まだ彼女はいない
「キャプテン、おれ腹ペコだから先に何か食べてきていい?」
「ベポ、一緒に行こうぜ。俺も腹減った。」
「オレは酒飲む!良い酒いっぱいありそうだし!」
答えを待たずに走り出したベポを追いかけながら、シャチが振り向きざまに言う
「主人公が来たら、キャプテンがちゃんとそばについてやってくださいよ。」
「、、、、ああ。」
数日前のローなら、素直にそう言えなかっただろう
だが、今は自然にそう答えられた
主人公に対して、船では酷い態度だったローについて、シャチ達は何も言わない
そんな仲間達に、いつも助けられている
あいつ等に、感謝だな