第15章 ウォーターセブン 中編
しかし、いざ会場につくと再び問題が起こった
会場に準備されている服は、男性はタキシード、女性はイブニングドレスのみということがわかったのだ
それについてカリファさんは、「私はこだわりがなければ、とお聞きしましたよ。」とメガネをクイッとあげる
確かに、、、、仮装の衣装があるとは、カリファさんは言わなかったわ
「おれは何でも大丈夫だぜ。」
「王子の衣装着たかったけど、ま、タキシードも似たようなもんだろ。」
「、、、、仕方ねェ。」
シャチとペンギンは、あっさりとタキシードに乗り換え、ローはというと盛大なため息をついてはいたが、諦めて着ることにしたようだ
やっぱり、意外だわ、、、、
「え〜!仮装の衣装ないの!?ぼくはやっぱり吸血鬼の仮装がいいから、これからお店に行ってくる!」
「え?ベポ、待って!じゃあ、私も。」
主人公だって吸血鬼は無理でも、かぶりもので何か仮装できるものがあるかもしれない
イブニングドレスなんて華やかな服なんて着たことないし、私には絶対に似合わないもの
そう言ってベポについて行こうとしたのだが、カリファさんにがっしりと肩を掴まれた
「主人公さんには、是非!こちらでご用意したものを着ていただきたいですわ。」
「でも、私ドレスなんて着たことないですし、仮装がいいな、と、、、、。」
「こちらウォーターセブンの名に恥じないドレスを多数ご用意させていただいてますのに。仮装衣装も良いですが、それなりに高いですよ。観光客は足元を見られますから。」
そして、メガネを再びクイッと上げながら、カリファさんは声高々にとどめを刺してくる
「それに比べて、こちらはなんと無料!」
「う、、、、。」
「それに、試作的とはいえ初めての催し物。主人公さんのような美しい方が、ドレスアップして会場にいて下されば、とても華やぎますわ。」
にっこりと笑ってるのに、カリファさんはすごい迫力だ
善意でというより、、、、完全に秘書のお仕事モードだ