第15章 ウォーターセブン 中編
アイスバーグさんの話しは続く
「前々からこのウォーターセブンでも、何か目玉になるようなことをやりたいと思っていてな。どうせ皆、仮装カーニバルで仮装してるんだ。そのまま仮面舞踏会でもやったら盛り上がるんじゃないかと思ってな。」
「さすが、アイスバーグさんです。経済効果は抜群でしょう。」
カリファさんがメガネをクイッとあげる
「今年は試作的に招待客のみで行なう予定なんだがな、上客のお前達も招待してやろうと思ってな。丁度、明日の夜だ。」
「カリファ!」
「すでに、ご用意してあります!」
すかさずカリファさんが、雪の結晶みたいにキラキラした銀色の封筒を5枚、アイスバーグさんに渡す
「ンマー!さすがだな。」
「恐れいります。」
カリファさんは、かなり有能な秘書のようだ
「ンマー、ということで、お前達にこの招待カードをやろう。試作的なものだから、身内のパーティーみたいなもんだ。うちの連中も来るし、日頃の労を労って上等な食事と酒を用意させてる。ま、お前達も旅の疲れを癒して楽しんでいってくれ。」
「わ〜!ありがとう!面白そうだね!」と、ベポは目を輝かせた
上等な酒と食事と聞き飛び上がったシャチとペンギンは、「おっさん、サンキューな!」と、軽口を叩き、またまたカリファさんから蹴りをくらいそうになっている
仮面舞踏会、、、、確かに聞いただけでもワクワクする言葉だ
でも、ローはきっとこういうのは好きじゃないわよね、、、そう思い主人公がふとローを見ると、目があった
「行きたいか?」
思いがけず優しい口調だった
つい、素直に小さく頷いた
行きたくないと言ったら、嘘になる
ローは、ふ、と一瞬笑うと、
「ありがたく、もらっておく。」
そう言いながら、アイスバーグさんからキラキラと光る招待カードを5枚全て受け取った
「「「よっしゃ〜!」」」
シャチ達が歓喜したのは、言うまでもない