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星の舟【ONE PIECE】

第15章 ウォーターセブン 中編






怖い

怖い

怖い



背中から何か真っ黒で大きなものが、主人公を追いかけてくる

それが何なのかはわからない

人なのか、人ならざるものなのか

とにかくあれが主人公にとってひどく恐ろしいものだということは、はっきりと分かる




(、、、いや!、、、こないで)




もう随分長い間、主人公は全力で走って逃げている

一体いつから自分は走っているのか

しかし、走っても走っても、あれとの距離は変わらない

いや、むしろだんだんと近づいている気がする



だって

ほら

もう、あんなに近くに




大声で悲鳴をあげたくても、声は全く出なくてパクパクと口が動くだけ

ここには誰もいない

主人公とあの恐ろしいもの以外は






懸命に走って疲れた足が、もつれそうになる

転んだら、あれに捕まってしまう

もし捕まったら、自分はいったいどうなってしまうのか



(、、、やだ、、、)



恐ろしくて

恐ろしくて

恐ろしくて



しかし、いくら主人公が泣いてもあれはいなくならない

どこまでも主人公を追ってくる



嫌だ

嫌だ

嫌だ




すでに後ろを振り返る勇気もない

呼吸が引き攣れて苦しい

でも、逃げなきゃ

あれがもう後ろに、迫ってきているかもしれない


もしかしたら

もう追いつかれるかもしれない


そう思った瞬間、うなじにヒタリと生温かい感触がした



(、、、、、ッ!、、)


『みつけたぞ、、、、』





そして―――――――






「主人公!大丈夫か?!」




軽く揺すられる感覚に、主人公の意識は急浮上した


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