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星の舟【ONE PIECE】

第15章 ウォーターセブン 中編





―――外傷体験、いわゆるトラウマによるフラッシュバック



主人公の症状は、それによく当てはまっていた

心に強い負荷がかかることで発症する

つまり「心の傷」だ


フラッシュバックは、なんの前兆もなく起こることもあるという

さっきのがまさにそうではないのか




初めてだった主人公を無理矢理に抱いた

そしてその後も「奴隷」だ「淫乱」だと、酷い言葉を投げつけながら、嬲るように抱き続けた

あれは完全なる暴力だ




―――あれが、トラウマにならないわけがねェ



復讐が終わった今、改めて思う

憎しみに捉われていたとしても最低な行為だった

最低な行為だとわかっていても、止められなかった

いや、、、

わかってるのにやめなかった、の間違いだ



『、、、、もう一度、お前を信じてみようと思う。』などと自分は先程、主人公に偉そうに言った

彼女はそんなローの言葉にさえ涙を流した

それは、彼女が過去のことを悔やんでるからだ

言い訳などは一切せずに、ローの暴力にひたすらに耐えていた姿を知っている

最後でさえ、彼女はローに恨み言の一つも言わなかった

ただ、一晩だけでいいから優しく抱いてくれ、、、と、彼女はそう言ったのだ

どんなに酷いことをしようとも、主人公がローを責めたことも一度だって無い



いや一度だけ、、、、

主人公の同僚だという男を、ローは口汚く罵ったことがある

その時、主人公は静かにローを諌めた

自分の事は構わないが、友人を侮辱するな、、、と

そう言われた自分は一体、彼女に何をした?

男との仲を勝手に勘繰って、主人公が違うというのにその言葉を信じず、逆らった主人公に逆上して、酷く彼女を責め立てたではないか

しかも、最悪の方法で




主人公を好きだと自覚した今ならわかる



―――俺は最低なクソ野郎だ



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