第15章 ウォーターセブン 中編
「主人公!!!」
「大丈夫か!?」
「主人公!?」
「主人公!!」
ローやシャチやペンギン、みんなが何かを叫んでいるのはわかるが、主人公の耳には聞こえない
かわりに聞こえるのは、、、、
『、、、取引をしようか、死にたがり。』
―――あなたは、誰??
ガクガクと体が震え、手足が鉛のように重い
主人公を支えてくれているのはローの腕の筈なのに、夢か現か意識が酷く曖昧だ
『、、、いいだろう。取引成立だ。』
―――あなたは誰??
意識が朦朧とする中、主人公はその声を確かめるように頭を上げた
そして、そのハトをのせた男が振り返り、その瞳が主人公を捉えた瞬間
倒れるように意識を手放した
―――『やっと見つけた』
聞こえる筈がない声が聞こえた気がした