第15章 ウォーターセブン 中編
「早速、案内しよう。」
「しかし、アイスバーグさん。このあと、チザのホテルで明日の仮面舞踏会について出資者の方たちと会食、その場で新聞社の取材を受けていただき、終わりましたら、海列車の特別便について政府関係者と会談の予定となっております。」
「イヤだ!!!」
そして、すごくワガママだ
「では全て、キャンセルで。」
秘書らしいカリファさんという女性も、テキパキと仕事をこなしていて、なんだかすごい
「ということで、今日はヒマになった。改めて、船に案内しよう。」
―――だ、大丈夫なのかしら
そう思っていたら、アイスバーグさんが主人公の方に目を向けた
「ンマー!仲間が増えたんだな。お嬢さん、名前は?」
「あ、、、主人公と言います。」
邪気なく聞かれ、素直に答えてしまった
すると、すかさずカリファさんがテキパキと手帳をめくる
「ハートの海賊団は総勢3名。その方の情報はありません。」
そう言ってチラリと主人公を見たカリファさんの視線が、思ったよりずっと鋭くてドキリとする
「主人公さんと言われましたね。」
カリファさんが、眼鏡をクイっとあげながら主人公に向き合う
「えっと、、、」
「失礼ながら、ハートの海賊団の方ですか?」
カリファさんの迫力に、思わずたじろいてしまう
「コイツは仲間じゃねェ。一時預かりだ。」
その言葉に主人公が傷つく前に、目の前にローの背中が立ち塞がる
主人公を背中に庇ってくれてるのだとすぐに気づく
「ロー、、、」
「アイスバーグさん、お調べしますか。」
テキパキとカリファさんが手帳に何かを書き込んでいる
調べられたら、、、、私はどんな風に情報が出てくるんだろうか
モモンガ中将が言うように、既に海軍から追われる身となっているんだろうか
自分の存在が、今だにわからない