第15章 ウォーターセブン 中編
ほどなくして、ガレーラカンパニーという大きな看板を掲げている建物が見えた
「お!来た来た!!」
「キャプテン!主人公!こっちだよ〜!」
「意外と早かったな。」
すでにシャチ、ペンギン、ベポは到着しており、彼等を幾ばくか待たせてしまったようだった
「ごめんなさい。遅くなってしまって。」
主人公の謝罪を、ペンギンが片手を降って一蹴する
「全っ然、大丈夫だって!それよりさ、キャプテンとのデートどうだった?」
帽子の奥からいたずらな笑顔で揶揄されて、主人公の顔が赤くなる
デートって、、、!
一緒にご飯を食べて、服を買ってもらって、船で必要な物を買っていただけだ
決して、そんなんじゃない、と言いかけたがズイと身を乗り出してベポが叫んだ
「あ〜主人公!服が違う!すっごく、似合ってるよ!」
「あ、ありがとう。ローが買ってくれたの。」
赤い顔のまま主人公がそう言うと、シャチとペンギンがびっくりする程の速さで反応する
「へ〜〜!キャプテンが!」
「あのキャプテンがねぇ!」
「あの、目立つからって。私が服を持ってなかったから、それで、、、」
ニヤニヤと明らかに意味ありげなシャチとペンギンに、動揺する主人公とは裏腹に、二人の安い挑発に乗ってたまるかとばかりにローは落ち着き払った声で言い放った
「なんだ?バラされてェのか。」
「いやいや、さすがキャプテン!やっさしいな、と思っただけだって!」
「そうそう!決して、おもしれーとか思ってねェから。」
慌てた二人から、本音が飛び出しローが大きく舌打ちする
待たせてしまって、変な誤解を生んだようだ
オロオロとする主人公に、ローは「ほっとけ。」と言うだけで、相手をする気はなさそうだ