第15章 ウォーターセブン 中編
シャチ達との待ち合わせ場所のガレーラカンパニーへ向かうため、一旦ヤガラ船に戻る
ヤガラブルのその子はちゃんと元の場所で待っていてくれて、主人公達をみると嬉しそうにニーニーと鳴いた
本当に頭の良い子だ
ヤガラ船に乗り直し、再び水路を進む
ローが言うには、ガレーラカンパニーは中心街にあるらしい
「中心街ってどこにあるの?」
「上だ。」
そう言ってローが指し示したのは、そのまま上だ
「上って、、、、」
どうやって行くのだろう
主人公が上を見上げた時、よく通る声が聞こえてきた
大きな塔の前で、女の人が声を張り上げている
「門の中へお急ぎ下さい。閉門1分前です。」
「ちょうど、いいタイミングだったな。」
ローの声にヤガラブルもわかっているようで、スイスイと塔の方へ進んでいく
「お入りください。エレベーターは“造船島”。造船工場及びウォーターセブン中心街へ参ります。」
次々といくつものヤガラ船が塔の中に入っていき、重そうな鉄の扉が水しぶきを上げながらゆっくりと閉まっていく
やがてゴゴゴという音と共に、水位はぐんぐんと上がっていき、船は自然に上に押し上げられていった
なるほど、有り余る水を使った水門エレベーターだ
「これなら燃料もいらないわね。」
「これも大昔に作られたもんだ。昔から造船業が発達していた島らしいが、今では海列車が走るほどの産業都市だ。だから、ここで船を依頼した。」
「どんな船なの?」
「見てのお楽しみだ。驚くぞ。」
そう言ったローの顔は、どこか楽しそうだ
いったい、どんな船なんだろう
ローが言うように新しい船は楽しみだったが、今の船はどうなるんだろう、、、と、ふと疑問が浮かぶ
「造船工場及びウォーターセブン中心街です。」