第14章 ウォーターセブン 前編⚠
「でも、、、」
主人公が言い淀む
言いたい事は聞かなくてもローにもわかった
明らかに自分は場違いだ
「ロー、やっぱり「入るぞ。」とそれ以上先を言わせない為に、ローは主人公を押し退け先陣を切って歩いた
が、すぐに後悔した
ローが店内に入った途端、女の客の全員分の目が一斉にこちらをむく
そして、ところどころでヒソヒソと聞こえたかと思うと、クスクス、キャーキャーと黄色い声が聞こえてきた
どうやら、、、、ローはかなり注目を浴びてるらしかった
しかし、ここで引き返すわけにはいかない
ローは主人公には聞こえないように小さく盛大に舌打ちすると、ぎこちなく店内を見ている、、、、フリをした
ローが少しでも嫌がる素振りを見せれば、きっと主人公は店を出てしまうだろうと思ったからだ
だから、女性客の盗み見るような視線にも、キャッキャッとはしゃぐ黄色い声にも、いつもならひと睨みで蹴散らして終わりだが、とにかくローは耐えた
主人公はというと、最初は心配そうにローの様子を見守っていたが、ローが素知らぬ様子で店内を見ていると(もちろんフリだが)、安心したのか自分の気になる品に足を止めていた
その様子を見て安堵する
もちろんローは、こんな店に入るのは初めてだった
興味もなかったが、とりあえず見ているフリを続ける
改めて見てみると、ポーチだかなんだか知らないが色々なサイズの袋やら、ガラスや金属などの素材でできた色々な形をした置物、写真たてや宝飾品までがところ狭しと置いてある
どれもこれもやたらにちまちましていて、ローが触れたら壊れそうなものばかりだ