第14章 ウォーターセブン 前編⚠
「あ、ありがとう。」
差し出さるがままに主人公は水水肉を口に運ぶ
ジューシーな水水肉は口の中でとろける程に柔らかく、とても、、、
「、、、!美味しい!」
思わずローを見上げて感動の声を上げると、ローは「そうか。」と言って、口元を弛めた
ほんの瞬きをする位に一瞬だったけれど、ローが笑った、、、
笑ってくれた!
それに嬉しくなり、主人公はお腹が空いていたのも相まって水水肉1つを幸せな気持ちで平らげた
何故か主人公が食べるのを見届けてから、ローは自らも水水肉を口に運ぶ
「確かにうめェな。」
「うん。とっても!」
ローの声色も柔らかくなっている気がする
互いの間に流れていた緊張感も、今ではだいぶ弛んでいるようだ
「美味しいけど、私3つも食べられないわ。」
かなりボリュームがある水水肉は、一個で十分にお腹を満たしてくれた
「余った分はそいつにやれ。好物だ。」
目線で示された先には、ヤガラブル
待ってましたとばかりに、目を輝かせている
「そうなの?」
「ニー!!」
主人公がおそるおそる差し出そうとするや否や、その子は大きな口をさらに大きく開け、水水肉をペロリと1つ丸のみにしてしまう
すぐに次の肉を催促して、可愛く鳴いた
「すごい勢いで食べるのね!フフフ、ローも見た?」
その子の見事な食べっぷりに思わず笑って、後ろを振り向くとローは目を丸くして主人公を見つめた
「、、、久しぶりだな。お前がそんなに笑ったの。」
思いがけないことを言われ、主人公は動きを止めた
船では心から笑えていないのは自分でもわかっていたので、それを見抜かれドキリとする
しかも、ローに、、、、
彼はほとんど、主人公に関わろうとはしなかったのに