第14章 ウォーターセブン 前編⚠
それを見てローがもう一度溜め息をついた
「、、、今回の船番は、船守に頼む。」
「キャプテンそれほんと!?」
「ああ、よく考えたら新しい船のチェックは全員でしておきてェからな。」
「よっしゃ!」
シャチとペンギンは顔を見合わせ声を上げ、ベポは嬉しそうな声ですぐに主人公に説明してくれた
「船守はね、僕らのかわりに船を見てくれる人だよ。ここにはなんとか一家っていう解体屋がいてね、そいつらに目を付けられると船を襲われて、最悪船をばらされちゃうんだ。」
「フランキー一家な。船守とあいつ等は手を組んでるからな。」
いわゆる保険だ。と、ペンギンも教えてくれる
つまり、船守にお金を払えばそのフランキー一家とやらには襲われないらしい
船守に支払ったお金の何割かがフランキー一家にいくのだそうだ
無駄な争いを避ける為、こういうシステムは割とどこの島にもあるんだと、ベポとペンギンは教えてくれた
色々話している内に、シャチは港から船守を捜してきて、ローはその船守に決して安くはないお金を払った
「毎度ありぃ。日付けが変わるまでに帰らなかったら延長料金もらうよ。」
慣れた手付きでお金を受け取った船守は、よっこいしょとこれまた慣れた手付きで椅子を広げ、船の前に腰掛ける
これで手続きは完了らしい
私、本当に知らない事ばっかりだ、、、、
「じゃあ、行こうぜ!」
「今日はゆっくりできるな。」
先に歩き出したローに続き、シャチとペンギンも意気揚々に続く
ベポが主人公の手をとった
「ほら、主人公も行こう。」
「でも、海軍が、、、。」
襲撃される心配がないなら、私はやっぱり船に残る方がいいんじゃないだろうか、、、、
歩みを進めていたローが振り返って、主人公と視線を合わす
「俺は、全員でと言った筈だ。」
その言葉にベポはニコニコ、シャチ、ペンギンはニンマリと笑う
「ほら、全員ってキャプテンも言ってるぜ!」
「俺達がいるんだからさ、大丈夫だって。」
シャチとペンギンが手招きする
船長命令だよ、早く!早く!と屈託のない笑顔でベポが毛むくじゃらの大きな手で主人公の手を引っ張った
「う、、、うん。」