第14章 ウォーターセブン 前編⚠
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「お〜い!みんな!ウォーターセブンが見えたよ!」
青く晴れ渡った空の下、甲板に元気なベポの声が響く
朝食の後片付けをしていた主人公は、その声を聞き手を止め足早にデッキに出た
「ほら、あそこ!」
今まで緩く弧を描いた水平線しか見えない景色だったのに、ベポが指さした先にはポツンと小さく島らしきものが見えていた
まだ豆粒ぐらいの大きさだ
「あれが、ウォーターセブンなのね!」
生まれ育った島と、つい先日まで暮らしていた島、その2つしか知らない主人公は知らず知らず声が大きくなった
旅行なんかにも行った事もないので、他の島は初めての経験だ
少し、、、いや、かなりワクワクしている
「そうだよ!通称"水の都"と呼ばれてるんだ!島中に水路が張り巡らされていてね、すっごい産業都市なんだよ。みんな水路をブルで移動するんだ!」
主人公の浮き立つ気持ちが伝わったのか、ベポも興奮気味に教えてくれる
「ベポ、ブルってなあに?」
「ブルは魚なんだ!ヤガラブルって種類のブルの背中に小舟を乗せて、その上に人が乗るんだよ。」
「魚の上に!?どんな魚か想像がつかないわ。」
「とっても人懐っこくて可愛いよ!ウォーターセブンに着いたら僕が乗り方教えてあげるね!前に行った時はね、、、」
「ベポは水水肉を食べすぎて、腹壊したんだよな。」
ベポの言葉を遮って、ベポの横からペンギンがひょいと顔を出す
「あ、言わないでよ〜。」
ベポがペンギンを止めようとすると、今度は反対側からシャチが顔を出した
「水水饅頭も100個くらい食べてたもんな〜。」
「も〜、言わないでったら!」
1年前、ハートの海賊団が船を注文する為にウォーターセブンに立ち寄ったときの事を3人は面白おかしく話してくれた
ローが主人公に冷たい様子を見て、いつも3人はフォローしてくれる
きっと主人公を元気づけようとしてくれてるのだ
今だって、ローは1人船室から出てこない、、、