第13章 一進一退
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船では医師としての仕事は、今のところ必要とされていない
ここでの主人公の仕事は、主に食事作りと雑用だった
食事は基本3食で、時には4食&夜食が必要な事もある
1日のうち大抵は食事づくりに追われているのが現状だ
もちろんベポ達が手伝ってはくれるのだが、食事の準備から片付け、雑用は掃除、洗濯にはじまって、繕い物から食料の管理などなど、、、主人公はなかなかに忙しい毎日を送っている
忙しいのは、望むところだ
むしろ、もっときつい労働でもかまわなかった
少しでも彼等の役に立てているなら救われる気がした
「あ、主人公。つなぎのここんとこ引っ掛けて穴が空いちゃってさ。これって直るかな?」
「これくらいなら、縫うだけで直りそうよ。今日中にはできるわ。脱いで出しておいてくれる?ついでにお洗濯もしておくわ。」
「サンキュー、主人公。」
その場で脱ごうとするシャチを制しながら、次はペンギンに呼び止められた
「主人公〜!こないだ作ってくれた、海王類の唐揚げ。あれ、美味かった!俺、今から頑張って釣り上げるからさ、またあの料理してくれよ。」
「フフ、わかったわ。じゃあ夕ご飯までに間に合うようにお願いね。」
「よっしゃあ!!釣るぞ〜!」
「あ!あんまりたくさんは釣らないでね。もうすぐウォーターセブンにつくなら冷蔵庫は空けておいた方が良いかと思うの。」
「了解!」
張り切っているペンギンの背中を見送ると、すぐにベポがやって来た
「主人公〜見て見て!海図が上手く描けたんだ。ほら、ここ。ここが主人公の住んでた島だよ。」
可愛らしいベポの手形がついた海図は、販売されているような完璧なものではなかったが、一生懸命に描いた事が伝わってくるものでなかなかの出来だ