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星の舟【ONE PIECE】

第3章 無力な少女




「おかあさん!?ウェズン!どうしてっ!?」

外は嵐だ

こんな日に海に出るなんて、死にに行くようなものなのに!


「待ってよ!ウェズン!!!」

ウェズンはそれ以上は何も言わず、粗末な舟に乗りこんだ



「イヤだよ!ウェズン!」



うわーーーーーーんっ!


主人公は泣き叫んだ




ウェズンはお礼を言ってくれたけど、私は何もできてないよッ!

病気も治せないし、今も何も状況をかえられない

私には何の力もないっ

ごめんなさい!ごめんなさい!

いっぱい伝えたいのに、そのどれもが泣いて声にならない



主人公が泣き叫ぶ中、舟は真っ黒い嵐の中に見えなくなってしまった












それから程なくして、特効薬は出来上がり村の男達は全員助かった



村は今までどおり

村人は、まるで何事もなかったように過ごしている




変わったといえば、村人は親子に近づかなくなった

また何か病気がうつるかもしれない

村人はそう恐れているのは明らかなのに、リリスの謝礼金目当てだろう

親子を追い出そうとはしなかった

しかし、積極的には決して関わろうとしない



主人公が友達を失ったのもこの時だ

主人公達が住んでる森には、近づいてはいけないと言われたようだ 

昨日までは友達だった子が、主人公を見ると逃げて行き、たまに会うとイジメられるようになった


友達を失ったのは些末な事だった

何よりウェズンの事で、すっかり主人公は元気をなくしていた



あの時、力ずくで止めた母の気持ちも痛いほどにわかる

あれ以上、しつこく言えば、村人は本当にその場でウェズンを殺しただろう、、、、



自分は何もできなかった


毎日、思い出しては自分の無力さに泣いた
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