第3章 無力な少女
「あと少しで薬ができそうなんです!お願いだから、もう少しだけ時間をちょうだい!」
リリスも懸命に、村人に訴えた
「先生には、世話になってるし薬を作ってもらわにゃいかん。」
「しかし、この男は他所もんだ。助ける義理はない。」
「そんなっ!」
「殺しはせん。島を出て行ってもらうだけだ。」
「彼はまだ治ってないのよ!」
「これ以上止めるなら、あの男は今すぐここで殺されてしまうかもしれんぞ!今なら、まだこれで収束できる!諦めろ!」
村人に詰め寄られる
皆の目線は非道な迄に冷たかった
「、、、あと!あと数日だけ待ってください!!お願いします!」
リリスは頭を地面に擦り付けて、村人にお願いした
「おかあさん、、、、!」
主人公も一緒に、土下座をした
「お願いします!お願いします!ウェズンを助けて!」
「先生、、!主人公、、、っ!!」
「俺なんかの為に、、、!」
ウェズンは地面に這いつくばる2人に近づき、肩を抱き顔を上げさせた
ウェズンの顔は涙でぐちゃぐちゃだった
「俺なら大丈夫だ。、、、本当に、世話になった。この恩は、、、忘れねェ、、、っ!!」
ウェズンは涙を流して、2人に深く頭を下げた
それから、主人公の頭をポンポンと撫でて、優しい声で笑ってくれた
「主人公、、、、。こんな俺に優しくしてくれてありがとよ。娘ができたみたいで、楽しかったぜ。」
「早く出ていけ!悪魔め!」
村人に石を投げられる、頭に当たりウェズンの額から血が流れる
「ウェズン!!血が、、、!」
次々に投げられる石
リリスは顔を覆った
「っっ!っごめんなさい、、、!」
もう、助けることはできなかった
これ以上、止めると、、、村人は本当にウェズンをこの場で殺してしまうだろう、、、
リリスは膝から崩れ落ちた
「主人公、ごめんなさいっ」
母に強い力で、羽交い締めにされる