第13章 一進一退
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爽やかな海風を全身に受けながら、デッキで洗濯物を干していた主人公は、ニュース・クーから手紙を受け取った
「いつもありがとう。ついでに新聞もいただくわ。」
ニュース・クーに代金を渡して、ついでに顎を撫でてやると、ニュース・クーはNのロゴが入った帽子を被った頭を嬉しそうに主人公に差し出した
その可愛らしい頭を優しく撫でながら、手紙の宛名を見てみる
今回の手紙はタウロスさんからだった
手紙なんて書きそうにないのに、、、、
あの大きなタウロスさんが、こんな小さい手紙を書いている姿を想像して思わず頬が緩む
早速その場で封を切って、手紙を開けてみた
やはりああ見えてタウロスさんは、繊細な仕事をする船大工なのだと改めて実感させらるほど、手紙は流暢な字で書かれていた
読み進めるうちに自然と笑顔になる
タウロスさんの孫が2歳の誕生日を迎えたということ
病院長も島の人も、みんな息災で元気だということ
アサドは主人公がいなくなってから毎日、死んだ魚のようだと書いてあるのには苦笑いすることしかできなかったが、、、、、、手紙には島の様子がつぶさに書いてあった
さらに主人公にとって、嬉しい事も書いてあった
教会に近々、新しい神父さまが来てくれる事が決まったらしい
なんでも病院長が直接、教会にかけあってくれたと書いてある
「良かった、、、。」
思わず呟くと、デッキでゴロゴロしていたベポがゴロゴロしたまま声をかけてきた
「あ、主人公〜。また手紙きたの??」