• テキストサイズ

星の舟【ONE PIECE】

第13章   一進一退 






―――ああ、、、信じられない



永遠の別れを覚悟していた

10年前と同じ覚悟、いや主人公にとってはそれ以上の覚悟だった

彼らを見習い、この先に待つ己の未来がどんなものであろうとも、受け止め、自分自身の為に立ち向かっていこうと誓っていた

しかし



『お前が決めろ!』

確かに彼は、そう言ってくれた

彼の言葉に、決意した筈だった覚悟は脆くも崩れ去ってしまった

自分はなんて弱いのだろう

それでも込み上げてくる感情は、誤魔化しようもなく喜びしかない

自分でもどうしようもない程に、心は今もずっと叫んでいる

許されなくてもいいから、ローの側にいたい、と、、、





「うっ、、、う、、、ロー、、」


ローの腕の中で、主人公は子供のように声をあげて泣きじゃくった

止められなかった

それを見て逞しい腕がこれ以上にないくらい、強くまた抱きしめてくれる



「、、、、バカ野郎が。」



主人公の首元でローの声が低く響く

冷たい言葉の筈なのに、首にかかる吐息はとても熱くて、、、、

そしてそこには、確かに安堵の色が混じっていた

まるで彼の心情が伝わってくるようで、胸が切ないほどに締め付けられる

もっともっとローを感じたくて、主人公もまた彼の首に手を回した




「主人公!!怪我はない??」

「大丈夫か?海軍の奴らに酷い事されなかったか!?」

「は〜間に合って良かったぜ!」



声がする方を見れば、シャチ、ペンギン、ベポがいた

それぞれの持ち場から、ホッとしたような顔でみんなが主人公に声をかけてくれる

その事に、また涙腺が緩んで主人公はさらに泣くしかできなかった


/ 482ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp